はろばろと | |||
■天候にも恵まれ、爽やかな春風が吹くなか、第三十八回甲南・鶴丸スポーツ交歓会が盛大に開催された。今回は、前回大会の公開競技として実施された水泳を、晴れて得点種目として実施することができた。しかし残念ながら、部員不足により前回大会に引き続き女子ハンドボール競技を実施することができなかった。 ■両校の生徒会執行部から成る実行委員を中心として甲鶴戦の準備が成され、生徒のあらゆるニーズに応えるべく、十二月というとても早い段階から実行委員による協議の場が数多くもたれてきた。また、実行委員だけでなく、応援団の本番そのもののように感じてしまうぐらいに気合の込もっている、緊迫した雰囲気の中での練習風景は、生徒全員の甲鶴戦への熱い思いを駆り立て、甲鶴戦当日の選手たちの熱いプレーへの応援の核となってくれた。また、運動系の部活動だけでなく、吹奏楽部や放送部・美術部の活躍もあり、これもまた甲鶴戦を独特な作品へと仕上げてくれた。このような数々の支えによって、多くの競技が実施された。 ■勝敗は、最後の野球にまでもつれ込み、苦難の末になんとか勝利を掴み取ることができた。しかし、甲鶴戦において大切なことは、勝つことが全くないとは言わないが、あくまでも甲南と鶴丸の親睦を深めることである。今回の甲鶴戦が、今後の両校の交流をさらに深めていくきっかけとなり、伝統ある行事として今後の鶴丸生と甲南生に引き継がれていくことを心から信じたいと思う。 |