第14回甲鶴戦鶴丸高校応援席
第14回甲鶴戦鶴丸高校応援席
第14回甲鶴戦鶴丸高校応援団旗
第14回甲鶴戦鶴丸高校応援団旗
はろばろと

第一回合同打合せ会、五十九年一月二十九日甲南高で

第二回 三月二十四日鶴丸、第三回四月十四日甲南

■第十四回甲鶴戦の開催にあたって、両校の生徒会執行委員による合同打合せ会が三回行われた。この打合せ会の中で特に持ち帰り事項として検討されたことは一、フォークダンス参加者の活発化 二、校歌は伴奏をつけて歌う 三、サッカーとラグビーの競技開始順序は隔年交代で、という三事項であった。フォークダンスの参加者については交歓競技に参加する生徒は別にして一般生徒がより多く参加することにより交歓会の目的がより高められることであり、両校ともフォークダンス係を各クラスより男女各三名とし、さらに本校執行委員会では留意事項として左記のようなちらしまで用意した。

甲鶴スポーツ交歓会留意事項補足

次の時間帯におけるジュースの購入を禁止します。

(1)競技場への移動時

(2)競技場到着後~フォークダンス終了(十二時二十分)まで

理由

1:補助グランド集合の遅刻防止のため

2:自動販売機前の混雑防止と、それによる時間ロス防止のため

昼食時に飲み物の必要な人は、事前に準備しておいて下さい。なお、当日のフォークダンスは、両校交流のために、一般生徒が主体的に参加できる唯一の場でありますから、昼食を早めにとって、積極的に参加しましょう。

■この結果、例年になく多くの参加者で盛会であった。

■また、校歌の伴奏については本校からの提案に対して、甲南は、スポーツの交歓だから、元気よく、思い切り歌えば伴奏は必要ないとの意見もあったが、今回にかぎって、ということで甲南も譲歩して伴奏つきで歌うことになった。結果的には両校とも伴奏のついた方がよいと感じた。サッカーとラグビーは競技開始順序を今大会より一年交代で実施されるようになった。次に応援について、団長以下、二、三年生の各クラスより選出された六〇名が、かぎられた練習時間の中で一生懸命であったし、リーダーとしての任務を十分果すべく左記のような協力を全校生一人一人に呼びかけた。

第十四回甲鶴戦の応援について

例年、鶴丸の応援は、声が出ていないために甲南に劣ると言われています。去年の野球の試合も多分に応援負けという感じがしました。そこで応援団から皆さんにお願い!!

▼フレー!フレ!鶴丸▲▼かっとばせ!鶴丸▼▲つっぱしれ!鶴丸▲▼勝ちどきエイ、エイ、オー!▲★蒼天翔ける!★エール 特にエールは声を合せて。

以上のかけ声を応援団といっしょに声を精いっぱい出して下さい。ゲームにのって、鶴丸に点数が入ったときなどには思い切り歓声を上げて下さい!とにかく今年こそ、応援でも甲南に勝って、鶴丸に活力を与えましょう。

声がかれるまで応えんしましょう

応えんだんに協力してネェ~

応援団一同

一年生入学して三週間、しかも創立九十周年記念行事等もあり、甲鶴戦についての認識はほとんどないまま前前日の応援全体練習をし交歓会へとの日程で、応援団は不安でならなかったが、当日は、例年にない統制と盛りあがりを見せ、甲南を圧倒したみごとな応援であった。今後はリーダーが応援を盛り上げるのではなく、一般生徒が応援団を圧するぐらいの意気ごみがほしい。

(中略)

■野球終了と同時に閉会式が始まる予定であったのだが、体育館で行われていた男子バレーが一向に決着のつかぬままシーソーゲームを展開していた。そのため、球場で応援していた生徒は、その場で、バレーが終了するまで待機するという、異例の事態が起こったのである。バレーを応援できないもどかしさで、球場内は一時パニック状態に陥ったのだが、物理部の協力で、体育館と球場が結ばれ、試合の経過をつぶさに報告することができた。それからは、アナウンスがポイントを告げるたびに、甲南・鶴丸サイドから歓声の渦。そして、異常なほどの盛り上がりの中“鶴丸勝利”の朗報に、全生徒が我を忘れて歓喜の声をあげた。

■熱戦の余韻を残して閉会式が始まった。今年は、鶴丸が創立九十周年を迎えたということもあり、選手はもちろん、学校全体としても、例年以上に甲鶴戦に対して意欲的であった。試合内容、集合状態、応援なども大変良かったとの好評をいただき、年を追うごとに甲鶴戦が充実していることを実感した。両校の校歌が斉唱され、エールが交歓される中、私たちは、今日の熱戦の数々を思い浮かべ、お互いこれからも変わらぬ友情を誓い合ったのだった。


リンク

甲南同窓会+サラト(平成18=2006)
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鶴丸36期同窓会+山形屋(平成27=2015)
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