第41回甲鶴戦開会式
第41回甲鶴戦開会式
はろばろと

■恵まれた天候の下、第四十一回甲鶴戦は実施された。選手宣誓でもあったように、東日本大震災で多くの方々が被災された中、この大会を実施させていただけたことにとても感謝している。

■昨年の十一月に発足した「第四十一回甲鶴戦実行委員会」。この役員二十人で何度も会議を重ねてきた。他の行事とは違って、鶴丸の中だけで動いてゆくものではないので、プレッシャーが大きく、時にはつらさを感じることもあった。しかし、当日各校の盛り上がりや、閉会式でYOUNG MANを歌う姿を見て、つらさや疲れは吹き飛び、あの盛り上がりを見て、自分たちがこの大会の運営に携わったことがうそみたいに感じられた。

■また、僅差での勝利もとても嬉しかった。あの勝利は鶴丸生の、隙間時間も粗末にすることなく続けてきたひたむきな努力の結果だと思う。そんな甲鶴戦の中で私は特に、野球が強く印象に残っている。

■大歓声の中、フィールドでは選手九人が懸命に戦っている。そのときふとスタンドに目を移してみると、選手に選ばれなかった野球部員が応援団に負けないくらいの大きな声で応援していた。試合に出たい、その気持ちは彼らにもあったことは間違いない。しかし彼らは試合中、選手たちを心から応援していた。試合中の彼らは気持ちを切り替え、チーム内の選手争いでの「勝利」ではなく、選手たちと同じく、甲鶴戦での「勝利」を目指していたように感じられた。

■「はろばろと流れてやまぬ みんなみの青雲のはて」

■あの応援にこめられたFOR OTHERSの精神がこれからも鶴丸に受け継がれていってほしいと強く思う。

 

リンク

甲南同窓会+サラト(平成18=2006)
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鶴丸36期同窓会+山形屋(平成27=2015)
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