南日本新聞第1回甲鶴戦記事
南日本新聞第1回甲鶴戦記事
甲南 第三十五号

■この年注目すべき最大のことは、一中と二中、一高女と二高女の時代から、学制改革後の鶴丸・甲南高校に至るまで、両校生徒は在学中は良きライバル校として、卒業後は同郷出身者として競い合い協力し合った両校の間柄を、在校生全員が応援に参加してのスポーツ交歓会(甲鶴戦)という新しい形で実現し得たことであった。その記念すべき第一回目は、七月一五日、野球とバレー試合が本校会場で、サッカーとバスケットボール試合(のちラグビー追加)が鶴丸会場で催され、両校の選手及び応援の生徒全員が、お互いに青春のエネルギーをぶつけ合い、両校の親善をはかり友情を深め合うとともに、両校の生徒一人一人が甲南生・鶴丸生としての所属感を鮮明に意識し合える場となった。

創立百年

■七月十五日、第一回甲鶴スポーツ交歓会が行われた。本校と甲南高校は、以前から各部OBの間で交歓試合を行っていたし、古くは一中・二中の定期戦もあって、両校対抗戦の声は早くからあった。そこで両校が切磋琢磨して、スポーツの向上、友情の交歓を図り、両校校運の隆昌を記念して企画されたものであり、特に当時の生徒会長の甲南高校生徒会長への熱心な働きかけがあったことがこの交歓会の開催につながった。本年は、試合は四種目にわたり、バレー・野球は甲南会場で、バスケット・サッカーは鶴丸会場で行われた。バスケットは、本校がチームワークの強さを示して勝利を収めたが、野球は惜敗し、バレー・サッカーも敗退した。応援団も両校から多数参加し、親善試合の目的は達せられたと思われる。


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甲南同窓会+サラト(平成18=2006)
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鶴丸36期同窓会+山形屋(平成27=2015)
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