はろばろと | |||
■甲鶴スポーツ交歓会、いわゆる甲鶴戦は、鶴丸高校が今年の当番校にあたり、前年度の一月から何度も両校の打ち合わせ会を開き、拡大開催やその他の細目について様々な議論が交わされた。その中で、近年より検討が重ねられてきた水泳と卓球の実施については、水泳は実施不可能という判断で見送られたが、卓球は両校の合意によって、今回から県立補助体育館で実施される運びとなった。両校の生徒会執行部、各部長による綿密な打合せにより準備も順調に進み、また放送部が大会前に両校のキャプテンの意気込みをインタビューして放送を行うなど、雰囲気も盛り上がり素晴らしい大会となることを予感させた。 ■競技場使用の都合により、例年より一週間早い開催となったが、応援団の仕上がりも万全で、当日はグッドコンディションで迎えることができた。補助競技場で開会式が行われ、昨年より一種目多い十三の競技が七つの会場で開始された。白熱した試合が繰り広げられて、タイムテーブルに多少の遅れもあったが、大きな混乱もなく、午前中の予定を終えることができた。午後の野球の応援も、応援団と吹奏楽部、そして一般生徒の息が合って、とても熱のはいったものになった。 ■今年の甲鶴戦は二十五回目で、第一回が始まってから、四半世紀の節目を迎えた。結果は鶴丸の大勝利のうちに終わったが、勝敗に関係なく両校生徒が一丸となって大会に臨むことができとても有意義なものであった。大会の規模も今年で一通りの拡大を終え、来年からは参加形態や細部の企画などソフト面での充実を期待したい。 |
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創立百周年記念誌『甲南』 |
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四月二十日に行われた第二十五回甲南・鶴丸スポーツ交歓会では新たに卓球を加えた全十五種目で熱戦が繰り広げられた。各競技会場とも選手と応援団が一体となって大いに盛り上がった。結果は甲南の六勝九敗で惜しくも連覇は逃したものの、最終種目の野球において七年ぶりに勝利を挙げるなど大いに盛り上がる大会となった。 |