■後期の体育局長の役目は「甲鶴戦の優勝旗を勝ち取る」だけと言っても過言ではなかった。昨年負けているだけに、今年の責任は例年以上に重いものとなった。

■一月の終わりから準備を始め、特に今年は昨年の反省を活かしていくよう心掛けた。しかし、議論はなかなかうまくかみ合わず、予想以上に進行が遅れてしまったが、逆にこのことが自分達の問題点を具体化させ、全員が本気になるきっかけを与えてくれたと考える。それからはどの仕事においても皆が全力をあげて積極的に取り組み、頼もしささえも感じられるようになった。

■大会当日。選手もそうでない人も、自分なりにできることを精一杯こなしたと思う。そして一人一人が心から勝利を信じて応援した。

■念願叶い、見事勝利することができた。今年の甲鶴戦から学んだ、選手と応援がうまくかみ合うことで手にすることができる喜びと、友と一緒にいるからこそ得られる楽しさがあるということを、どうか皆さん覚えていてほしい。

■そしてこれからも、鶴丸に勝利の女神様が微笑んでくれることを祈っている。