■第二十七回をむかえた本年度の甲鶴スポーツ交歓会は、本校が当番校にあたり、十二月から約半年近くにわたって、何度も両校の打ち合わせ会を行なった。前回の大会の反省点として、開会式直後に行われたレクリエーションの盛り上がりがいまひとつだったということが挙げられたので、その点について主に話し合った。その結果、フォークダンスを二曲実施し、前回まで行われていたクイズを、実施しないことに決まった。また、キャッチフレーズの決定を行い実施要綱の検討も重ねた。両校の役員とも、伝統あるこの甲鶴スポーツ交歓会を、いかにしてよりすばらしいものにするか、真剣に意見を交わしあった。

■新年度に入り、応援団結団式、校内でのフォークダンス練習、係会等を実施した。特に今年は、生徒会長自ら鶴丸千二百名の応援を指揮するということで、甲鶴戦関連の会合を何度となく重ねていくにつれて、学校一丸となり、甲鶴戦に臨もうという雰囲気が現れてきた。体育局系部活の熱の込もった練習も、その勢いに拍車をかけた。

■当日は、天候にも恵まれ、補助競技場での開会式の後、十三種目十五競技で熱戦が繰り広げられた。「Megaton tug Match～100萬馬力の闘い～」というスローガンのもと、応援団、吹奏楽部、そして全生徒が一体となった応援を行い、一進一退の攻防を展開している選手に熱い声援を送った。そして、本校の勝利で幕を閉じた。

■本交歓会も、二十七回目を迎え、大会規模や運営方法もほぼ定着してきつつある。今後とも、さらなる創意工夫を重ね、より充実したスポーツ交歓会となることを期待したい。

創立百周年記念誌『甲南』

県立鴨池運動公園において、快晴の中、「megaton Tug Match～百萬馬力の闘い～」の大会テーマのもと、熱戦が展開された。試合結果は本校が全十五種目中七種目を制したが、惜敗を喫し、総合優勝を逃した。