「蔦のある窓」は、甲南高校同窓会が設立した出版社「蔦のある窓社」が編集・出版しています。「蔦のある窓（社）」がいつから存在するのかはわかりませんが、他校同窓会にあるような新聞紙形式の機関紙ではなく、40ページほどの冊子で、随所にコピーやイラストが配されています。

巻末にコピーライター・デザイナーの氏名が載っていますが、鹿児島では知られた美術家です。戦後の混乱期、そして昭和40年代まで、甲南高校美術部が高校美術界を牽引しましたが、その頃の卒業生でもあります。

さて、左の甲鶴戦記事、誤りや疑問点が数箇所あります。まずはタイトルですが、甲鶴戦の正式名称は「甲南・鶴丸スポーツ交歓会」で、第9回大会において定められています。次に2段目。文法的なことはさておき、「通算で鶴丸十五勝、甲南十三勝。途中引き分けや雨による中止などで勝ち負けがつかないときもあったがほぼ、互角である。」については、当時の学校新聞などで「裏取り」したのかどうか、気になるところです。