上掲は平成24(2012)年発行の甲南高校新聞に掲載された甲鶴戦の沿革表である。結論から述べると、誤りや不正確記述が数箇所ある。「創立百周年記念誌 甲南」、「年誌 甲南」(各号)、「甲南高校新聞」(各号)で確認しながら記事を書けば、誤りはありえない。何を参照したらこのような「適当」な記事になるのか、逆に興味がある。もちろん、ここでいう「適当」は良い意味ではない。
【1】第十回
(誤)この回から終日実施
(正)第十回は終日実施
(第五回から第九回、第十一回から第十九回までは午前十一時過ぎより開始)
【2】第十一回
(誤)正式に『甲鶴戦』と表記
(正)第九回大会において正式名称を『甲南・鶴丸スポーツ交歓会』と定めたが、略称として『甲鶴戦』を決定した事実はない。
【3】第二十回
(誤)優勝旗は両校OB・OGの寄贈
(正)優勝旗の寄贈は第二十三回である。
【4】第四二回
(誤)横断幕が両校美術部による合同制作となる。
(正)キャッチフレーズを制定するようになった当時から、両校美術部により横断幕が製作されている。
【補足】第一回の項目に「全校応援や甲南ジャンプはなかった」について。
甲南ジャンプは平成5(1993)年春、当時の3年生(45期)等の有志が考案し、甲鶴戦で対外的に初披露された。