埼玉県・神奈川県

湘南・浦和定期交歓戦
≪廃止≫

■学校沿革概要

埼玉県立浦和高等学校

 明治28(1895)年

 埼玉県第一尋常中学校

 ※創立以来男女別学(男子校)

神奈川県立湘南高等学校

 大正09(1920)年

 神奈川県立湘南中学校

 ※昭和25(1950)年より男女共学

■定期戦概要

両校には東京都をはさんで60km以上の距離があるが、昭和32(1957)年に浦和高校がスポーツの定期戦を申し込み、湘南高校がこれを快諾してから、全校を挙げて交流を重ねてきた。貸し切り電車を仕立てて1年交替に相手校を訪ね、各運動部が対抗試合をおこなってその総合点を競う。後年、囲碁、クイズや綱引き、大玉転がしなど一般生徒が参加する種目も加わり、校長同士のゲームの一騎打ちも得点に加算されるようになった。第1回の記録が湘南高校に残っている。そこには「秋晴れの日、1200名の浦高生に迎えられ北浦和駅に下車。駅前の垂れ幕、ブラスバンドの演奏、商店街の飾りつけなど予期せぬ歓待であったので、すっかり浦高のペースにはまり・・・」とあり、当初からいかに大々的に催されていたかがわかる。県境を越えた公立高の交流はきわめて稀で、NHK教育テレビがドキュメンタリーを制作したこともあった。

(中略)

浦高と湘南高の定期交歓戦は、男子校vs.共学校という条件の違いが対抗戦を徐々に難しくしていった。ワンサイドゲームにならないよう実行委員の生徒たちは必死に種目を工夫したが、昭和60年頃からは常に存廃が検討されるようになり、遂に浦高側から交歓戦の見直しを申し入れ、平成14年の第46回をもって長い歴史に終止符が打たれた。

(後略)

【参考文献】

書籍名:「名門高校ライバル物語」

編著者:宮島英紀 小峰敦子

出版社:株式会社講談社

■定期戦関連ウェブサイト・ページ

湘友会(湘南高校同窓会サイト)

リンク

甲南同窓会+サラト(平成18=2006)
甲南同窓会+サラト(平成18=2006)
鶴丸36期同窓会+山形屋(平成27=2015)
鶴丸36期同窓会+山形屋(平成27=2015)